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8/7・宇都宮事件集会(第3号案内チラシ)               2005.7.28

宇都宮事件支援ネットをつくる集会


2005年8月7日(日)午後1時(開場)~午後4時30分

宇都宮市 平石地区市民センター (宇都宮市下平出町158番1)
TEL 028-662-6206
※JR宇都宮駅東口から会場までのマイクロバスがでます。東京・大宮方面からの新幹線の到着  
にあわせて運行します。(事前に連絡)
参加費/ 千円 (当日に宇都宮事件の資料集を配付します。その関係で事前に申込みしてい
ただくようお願いします。)

報 告 者
(1)Kさんの地域支援の現場から
シンポリスト 関口 清美さん
        金子 晋也さん
        石川  恒さん
― 手のかかる難しい知的障害者といえば、“前歴”もいっぱいあるKさん程の人はめったに
いないといえるのではないでしょうか。Kさんの地域支援をつくれれば、それは「どんな人」
も地域で生きれるということではないでしょうか。石川さんは黒羽町にある「かりいほ」と
いう入所更生施設の施設長ですが、おそらく日本で唯一そんな事件の「加害者」となった知
的障害者の<トレーニング>をやっている施設です。そんな「かりいほ」を施設から地域の
中にネットワークとしてつくりだせればと、そんな思いが私たちにあります。―

(2)宇都宮事件とはどういう裁判をやっていくことなのか。知的障害者の“弁護”の
現場から。
― 副島洋明弁護士、登坂真人弁護士、大石剛一郎弁護士の3名でこの宇都
宮事件でどういう裁判をするのか、またどういう裁判にしたくてやるのか、をわかりやすく
報告します。すでにこれまで刑事告訴を2件やり、先日は養子縁組無効確認裁判を提訴し、
また“刑事事件”として再審請求の裁判や国家賠償請求の裁判をやろうとしています。―

(3)宇都宮事件とホームレス支援はどうつながっているか。
路上生活者(ホームレス)の人たちの中にはたくさんの知的障害者の人たちがいます。
― 後藤 浩二さん(東京・新宿:スープの会代表)と矢野正広さん(NPOとちぎ
ボランティアネット・事務局長)の2人から、私たち知的障害者にかかわる者たちにひとつ
の“問題提起”をしていただきます。ボランティア活動とホームレス支援活動から、私たち
知的障害者の地域支援は今、学ぶことがたくさんあると思えます。

※ 2次会をPM6時からJR宇都宮駅周辺で開催します。ふるってご参加下さい。

(集会への呼びかけ)  宇都宮事件と私の地域支援
関口清美(飛山の里福祉会・障害者地域生活コーディネーター)

<H17.7.24/6台目の携帯電話が水没しました。>
 今朝まではKさんと携帯電話で会話ができたのですが、その後何度電話をかけても「電波が届
かないか電源が入っていない・・・」のアナウンスの繰り返しでした。18時過ぎに金子さんから
連絡があり、自宅に戻ってきたKさんと会って尋ねたところ、詳細は不明ですが携帯電話は水の
中に落ちたそうです。本人は元気で、豆腐を買って帰ってきたとのこと。(本体は中古でしたが
、4日間の命でした。)携帯電話が無いと本人も支援者たちも不安なので、明日また金子さんが
7台目を手配します。
 4月の下旬からKさんの支援に関わって早3か月、いまだに振り回されている毎日です。今日
も携帯がつながらない時に職場の前を救急車が東に向かっていくのを見ると、彼が事故にでも遭
ったのではとドキドキしました。この3か月を振り返ってみれば、成年後見人も選任され、本人
の意思を大切にしながら住まいを移すことができ、ひと安心のはずですが、今日も含め一喜一憂
している自分に気づきます。
 精神的に一番きつかったのは、養父と弁護団が決裂したと聞いた4月末から、5月13日に保
全管理人が選任されるまでの間でした。養父からKさんへの支援を妨害されるのでは・・・という
不安もありましたが、出会って間もないKさんが「養父」と「福祉的な支援」、ある意味「養父
の妻」と「関口」のどちらを選ぶのだろうかという不安も大きかったのです。また、養父が後見
開始申立を取下げる前に、緊急性が高いからと「市長による申立」を市に相談に行ったところ「
親族が優先」の繰返しで、Kさんの親族に相談に行っても「もう彼には関わりたくない、養父か
ら仕返しされたら困る。」とはっきりと断られ、この先彼の支援が続けられるのだろうかととて
も不安でした。
 Kさんのたぐい稀な生活力と好かれやすい性格には、ついつい引き込まれてしまいます。そし
て支援者の誰もが、これまでの自分の障害者支援のあり方ついて考えさせられ、影響されている
と思います。相談支援業務に従事している私の職場と彼の活動範囲がかなり重なっていたにも関
わらず、何故つながってこなかったのか?つながったとしても、何ができたのか?宇都宮東警察
署もすぐ近くですし、何度かお邪魔しています。そして何故、同じことをしても逮捕される人と
されない人がいるのか?
 これまで何とか3か月が経過しましたが、今後どう支援したら良いのか悩んでいます。私の役
割は、コーディネーターなので、支援のプラン作成、直接支援(サービス)の調整、地域の資源
開発などです。(もちろん緊急時に出動します。)公的なサービスだけに頼るつもりはありませ
んが、行政からのサービスの支給決定がなされていないので、支援者たちの役割分担が明確にで
きずにいます。それぞれが彼を放っておけなくて何の裏づけも無いまま、好意で支援に入ってい
ます。そして、バラバラな支援は彼が混乱するだけです。
 さらに心配なのは、彼のストレートな物言いや無鉄砲な行動は、時として被害者にも加害者に
もなり得るということです。彼が地域で生きていくためには、彼の望みと社会との折り合いをつ
けていく支援が必要です。当面は彼の好みや特徴・行動特性等をつかむために24時間の見守り
が必要だと思います。Kさんがいつも誰かが自分を思ってくれている、見てくれていると感じら
れたら、少しずつ直接支援を減らしたり別の支援に移していけば良いと思うのです。現在のまま
で支援を続けるのはかなり不安です。
 以上、今日のKさんと、私の心境をご報告いたしました。
PS、
 Kさんのことを「なぜ施設入所に向けずに地域での支援にこだわるのか?」との質問をする方
もいますが、「とても彼が施設の中に留まっているとは思え
ない。」というのが本音です。彼に
合わせて支援をつくっていくしかないと思います。その点では、「ひばり」は入所施設を超えた
支援を行なっていると思います。
 
8/7・宇都宮事件支援ネットをつくる集会/実行委員(呼びかけ人)
 今のところ、新たに6名が追加申込みされました。
石川  恒(黒羽町/知的障害者入所施設・かりいほ施設長、そしてKさんの成年後見人)
金子 晋也(宇都宮市/知的障害者入所施設・ひばり副施設長、Kさんの生活支援担当)
関口 清美(宇都宮市/飛山の里福祉会・障害者地域生活コーディネーター、Kさんの生活支援担当)
矢野 正広(宇都宮市/NPOとちぎボランティアネットワーク・事務局長)
飯島 恵子(那須塩原市/NPOゆいの里・代表)
後藤 浩二(東京都新宿区/ホームレス支援、スープの会・代表)
登坂 真人(弁護士、宇都宮事件弁護団メンバー)
大石 剛一郎(弁護士、宇都宮事件弁護団メンバー)
副島 洋明(弁護士、宇都宮事件弁護団代表者)

相川  裕 (東京/弁護士)
浅香  勉 (大田原市/国際医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科・助教授)
阿部 美樹雄(東京都町田市/町田福祉園・ゼネラルマネージャー)
池田 幸代(藤沢市/新宿野宿女性の会「心を開く輪」)
五百部 敏行 (下都賀郡大平町/NPOおひさまクラブ・代表理事)
内海 成和 (栃木市/ホームレス支援基金・共同責任者)
梅永 雄二 (宇都宮市/宇都宮大学教育学部・教授)
大野 幹夫 (宇都宮市/とちぎボランティアネットワーク)
木村 和子 (小山市/おやまNPO研究会)
小山 浩之(東京都杉並区/司法書士、土地家屋調査士)
坂主 晴美 (塩谷郡高根沢町/保護者・NPOわかば・理事)
佐藤 幹夫 (千葉県鎌ヶ谷市/フリージャーナリスト・著書「自閉症裁判」洋泉社)
塩川 宏郷 (河内郡南河内町/自治医科大学附属病院小児科・医師)
篠田 博之 (東京都新宿区/月刊「創」編集長)
白崎 一裕(那須郡黒羽町/日本障害者協議会政策委員、地域通貨ナスタ事務局)
高木 敏江 (宇都宮市/NPOあいあい会・デイホームあいあい施設長)
高橋 昭彦 (宇都宮市/ひばりクリニック・院長)
高橋 紘一 (大田原市/国際医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科・教授)
田代 哲郎(厚木市/神奈川県知的障害者施設団体連合会人権委員・厚木精華園園長)
手塚 愛一郎(宇都宮市/人権と報道・連絡会)
中里 三千雄(真岡市/知的障害者入所施設・真岡ハートヒルズ施設長)
原田 芳子 (宇都宮市/ホームレス支援基金・共同責任者)
平木 チサ子(今市市/今市市議会議員)
福嶋 聡 (真岡市/飛山の里福祉会・生活支援ワーカー)
三浦 敏朗 (那須郡那須町/知的障害者入所施設マメゾン光星・総括主任)
安田 陸男 (千葉県市原市・ジャーナリスト)
八尋 八郎 (福岡県福岡市・弁護士)
山崎 順子 (大田原市/国際医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科・助教授)
山田 真 (東京都八王子市/八王子中央診療所・小児科医)
山本 譲司 (東京都福生市/「獄窓記」著者)
渡辺 淳子 (宇都宮市/保護者) 


連絡先(事務局)
・8/7・集会 宇都宮事務局・関口清美宛 FAX 028-659-8711
・宇都宮事件弁護団(副島法律事務所)   FAX 03-3230-1549
メールアドレス  ZVH01723@nifty.com

追記/弁護士副島が、月刊誌「創」の9月号に、下野新聞の板橋記者と<宇都宮事件・特集>の報
告をしております。私の原稿は、昨日(7/27)、徹夜して書き上げたものですので、少々“力”が
入っております。8月6日発売、読んでみて下さい。



05/07/29(Fri)

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