MOVEのセミナーで通訳をお願いしている齋藤明子さんが訳された、
アメリカ・カリフォルニア州のピープルファースト
(知的障害者の人たちの当事者運動)が
作成したポスターの内容が斉藤さんが発行する「こむさ」
に掲載されていて、私は、とても気に入りましたので、
こちらのMLへもご紹介いたします。
(私の蛇足のコメントつきです)
「こむさ」の入手は次のところへ。
コミュニティサポート研究所
東京都文京区関口1-16-1東海文京マンション701
電話・FAX 03-3235-5637
ーーーーーーーー以下・貼り付けーーーーーーーーー
私たちはピープルファーストです。
私たちの障害はふつうの生活の一部です。
市民として他の人と同じ権利を持ち同じ責任をはたします。
そのために必要な援助を受ける権利があります。
<権利>
普通の人と同じように生きる
自分で選んだ人間関係をもつ
必要な医療を受ける
学ぶ力があるすべてのことを学ぶ
自分の生活を管理して、危険があっても挑戦し、選ぶ
自分が望むように変化する
施設に入らず自由でいる
希望や夢をもつ
他の人と平等に扱われる
自分の気持ちや意見を持ち、発表し、それをまじめに聞いてもらう
自分の欲しいものを頼む自由
人に、事業所に、政府に対して自分の権利を守る
虐待を受けない
働く
楽しむ
専門家から情報を得る
プライバシーをもつ
<責任>
自分や人を傷つけない
他の人を平等にあつかい、尊敬の気持ちをもってつきあう。
健康に注意して必要なときには助けをもとめる。
学んだことを使う
自分が選んだことの責任はとる
人を頼りにして自分の限界を周囲の人に知らせる
(施設でない) 場所でくらし、他の人に暴力を振るわない
自分に自信を持ち、自分を管理して、自分に腹を立てない
平等な人間として行動する
正しいことは何かを見つけ、自分でできる方法で主張する
何かをして欲しいときには人に頼む
強くなり、怖さに立ち向かい、必要なときには援助を求める
誰かに傷つけられたら報告する
仕事をきちんとする
楽しむときに人を傷つけない
入手した情報について考える
ひとりになれる場所を求める
(「こむさ創刊号P32~33、(コミュニティサポート研究所)斉藤明子訳」より)
*アメリカの障害者当事者運動のポスター文面。憲法条文ではないが、
「権利と義務」ということを考えるために資料として掲載した。権利を主張し
、他者に対して責任を果たすという姿勢がよくでている。
アメリカのような「過酷な」福祉政策の下で鍛えられてきた自立生活運動
(IL運動)の成果をみる。[白崎・記]*
05/09/17(Sat)